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第4章 4月3日

何故だ。

入手経路が不明なheavenを俺の管理対象者が二人も持っているんだ。

御幸と深雪…

悠都(俺)と優翔…

何故か深雪との情交を思い出した。


何故だ!!何故なんだ!!

親父も優翔も何故heavenを手に入れられたんだ？

優翔の生活をバーチャルするのはじつに退屈で、三人の中で一番疎かになっている。

前回バーチャルしたログを見ると約１週間前…

これを早送りで見続けるのは至難の業だ。

俺は画面上のタブレットケースをマーカーして、優翔関連で保存された映像データ内に同じものがあるかどうか検索をかける。


多分、解析には半日以上かかるだろう。
後は機械に任せることにしてブランチを摂ることにした。