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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第7章 あなたに似た人
夏はシャワーがいい。
湯舟に肩までつかって「あ~♪」なんて幸せを噛みしめるのも格別だが、熱いシャワーを頭の所に浴びせて、それを途中で冷水にする。これがたまらない。キュッと肉が締まる。跳ねる。血管がヒクヒクする。シャンプーを使ってもいい。敏感になっている地肌に少し痛いぐらいのザーッという水流が細かさと密度と激しさと優しさと切なさを。
……何を書いてんだお前。
これも私が持っている48の再起動技のひとつ『脈絡を無視して書き始める法』です。
ええ、今さっき起きました。で、シャワー浴びてて感じたことを書いてみた。
「そんな方法、こういう馬鹿話エッセイにしか使えないだろ!」ですって? 馬鹿とは失礼な。わかった。これからこの技の賢いとこ見せちゃる。プリンス・カメハメ舐めんな。マッスル・ドッキングやでぇ!
いいですか――最後に消せばいいんですよ!
「あー昨日書いたこと憶えてねー、読み返すのめんどくせー、ダリー」とかそういうときは、とりあえず書き始めちゃうのが肝要。
書き始めてしまえばスイッチ入りますから。