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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第2章 デビューに絶対必要なもの
先日、彼が脚本をやった映画を、劇場で鑑賞しながら思いましたね。
で、その彼に最近、「お前エロ小説家なんだよな。俺に原案やらせろよ。絶対売れるから!」と迫られてるんですが、いやホント、なんでもポジティブなのも困ったものだと思いますよ、お父さん!
そのうち「アイアンマン」になるとか言い出さねーか?
何にでもなれるつもりだぞ^^;
原案者としてのペンネームまで決めてやんの。「性太郎」ですって^^;
と、これが自分を信じる力。そのパワー。
それさえあれば性太郎にもなれる。
ですが、これもまた必要不可欠なものではありません。
だって、なれないしアイアンマン。性太郎はともかく。
フツーに考えてアブない奴でしょ。
よしんば自分はそーいうパワーで何者かになったとしても、あるいは友達としてそういう長所を尊敬はするとしても、自分の子供にはそういうもの頼りの生き方はさせたくない。
だいたい、私、自分を信じてないですからね。
ええ、そうですとも、世の中で一番信じちゃいけねー奴がいるとしたらそれはお前だ、自分!
子供の頃のあだ名「ホラ山フキ夫」でしたよ、「千三つ」ならぬ「万一クン」でしたよ!「ウソつきは黒名の始まり」とか言われたこともありますよ!「ホラッチョ」と呼ばれたことはなかったけど……救いといえばそれぐらい。
それに、何やったってすぐ投げ出しがちでしたしね。ミッチーですよ。
しかも、中学MVPもとってないし、スリーポイントシュートもまるで入らない三井君。いいとこなし><
とにかく、そうでなくとも「断固たる決意」や「自分を信じて疑わない」というのはちょっと常人では真似できない領域ですよね。
で、じゃあ私は何の力を使ったか?