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第7章 あなたに似た人

『無職転生 - 異世界行ったら本気だす』

このタイトルから私が読み取ったのはそういう工夫。

その他にもタイトルの中には「共感・謎・魅力・回収・メッセージ」がまだまだ隠されているかもしれない。

この作品を読んでみたらとはいいません。長いから。
あなたにとって大事なのは今取り掛かっている作品を書き上げる事。デビューしてからゆっくり読んだらいい。

そして読んだとしても私と同じように感動してくれとも言いません。
そこは大事な事じゃない。

言いたいのは、「タイトルは大事」ってこと。

ネット小説はそもそもボリュームがないとＰＶ稼ぎにくい。
短くても素敵な作品はいっぱいあるけれど、システム上そうなのだからしかたない。

ボリュームがあるということは、読者は何回もしおりからクリックして読む。

一度読んだことを読み返すこともあるだろう。
でも、多くて二度、三度？

タイトルは違う。読む度に毎回目にする。
そもそも読者とのファースト・コンタクトもタイトルだ。

ここに全力を注ぎ込まなくてどーするのか。
天下を取ったネット小説ですらそういう努力をしているのだから。

それだけのことがお伝えしたかった。

途中、涙を見せるなどお見苦しい部分もありましたが、私の真摯な想いと態度に免じて許していただきたい。