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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第7章 あなたに似た人

デビューすると、そのことによって強制的に立場が変わり、視点が変わり、考え方も変わります。それで勝手に自分で気づく。その立場で行動しようとしたとき自然と壁が立ちはだかる。乗り越えようとすれば、当然、あれが要るこれが要るということがわかる。

このサイトで活動中も私は常に「乗り越えよう」とあがき続けた。

それと同じことを、やはり繰り返しているというのが現在です。

『真夜中の贈り物』は男性向け作品サイトのノクターンノベルズで活動し始めた私が、頂いた読者リクエストに応えて書いたSS集です。ここから男性向けに再びシフトが変わっていきました。

『タンバリンでできたオーロラ』は、思いついたけど作品にはならないなーというアイデアをなんでもいいから書いてみるという趣旨の短編集。

なまじ読者のこととか考えるから筆が止まる。「誰も思いついたことのないようなアイデアを書かなきゃ!」と気負うから書き始めることができない。そういう制約を全部外したらどーなる? という実験でもあります。

「書かなきゃいけない」というストレスすら無くして、「自分が楽しい」かどうだけを基準にした書き下ろし短編作品集。

休筆間中にブラウザゲームしてて思ったんですよ「クソつまんねー」って。
ガチャ回してカード集めるだけの何が楽しくてこんなことやってんだ自分は、と。

本来さ、書くことって楽しいことのはずなんですよ。ゲームより。

それなのに書きたくなくなるのは何故なんだろう? って。

「書くことの楽しさを邪魔しているもの」が何かあるはずだ。それを突き止めよう! と。

何も考えずにただ楽しんで書くのって、やぱーりゲームより全然楽しかったです^^

だから、「書かなきゃいけないのにゲームしちゃって……」と自分の意志の弱さを嘆いたり、本気かどうかを疑ったりしなくてもOK。

だって当たり前だも~ん、好きに書いてるわけじゃない。受賞しようとかデビューしようとか、もっと人を楽しませたいと思ってやってるんだもん。そんなにのシンドイに決まってる。ゲームのほーが楽しいに決まってる。

だから、ゲームやっちゃうのは当然なので、あなたの意志や弱かったり、願望が偽物だったりするってわけじゃないんです^^b
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