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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第8章 ダイレクト・パブリッシングについて
これって、バレーボールだけでもないように思える。
会社だって、右も左もわからない新人を先輩が教えて、そして育った新人は後輩が入社したら面倒を見てやる――そうやって育て合う。
小説家と編集者も同じだろう。
私は今、経験のある編集者さんにイチから指導を受けて作家という仕事を教えてもらっている。
私は知名度がないから、本を出しても売り上げが見込めるわけでもない。これは私だけに限ったことではなくて、コンテスト受賞もしていない、ネットから書籍化したわけでもない話題性のない作家は誰だってそこからスタートする。
でも、そんな無名の新人がチャンスを貰えるのは、その出版社でヒット作を書いているベテランや中堅の作家さんたちがいるからだ。