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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第8章 ダイレクト・パブリッシングについて
だが、しかし――
そう、だがしかし、である。
察しの良い読者諸氏ならばもう気づいておられることだろう。
「この剣を引き抜いてみせよ。引き抜いたものを編集者にしてやろう!」
そう叫んでみてもここはアヴァロンならぬジャパロンの地。
六畳一間の畳の上に突き立てられたエスカリボルグを引き抜くウーセル・ペンドラゴンはおろか湖の乙女すらいない。
いや、いた……ひとり! ではなく、一匹!
「この人はいったい何を云ってゐるんだらう?」
そんな顔をしてキョトンと見上げる我が家の愛猫。
……猫かぁ~~~~~~><
さすがの私もそのときばかりは落胆が隠せなかった。
吾輩は猫であゑ。
そう書キた文豪がゐた(だいたい合ってる
然し、ぜんたい編集者が猫という話など、生来とんと耳にしたことがなゐのでヱる。
でもまあ、もともとイチから仕込むつもりだったしなあ……本人にやる気さえあればなんとかなるかな?
ニャア?
・・・・・・あんまやる気なさそう^^;