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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第8章 ダイレクト・パブリッシングについて
一対一で話してみるとエロリンはけっこうフツーに会話をする人だった。
チャットではそもそもあの調子で喋るのだから、やはり昔の頃は遠慮して喋らなかっただけなのだろう。
そしてチャット違って――これは意外だったのだが、彼はあんまりボケてなかった。
「雰囲気全然違いますねー」と言ったら、「チャットを打つのがもともと遅くて、それでもみんなの会話についていこうと焦っちゃって」とのこと。なるほど^^;
そーいうことってある。
期せずして天然キャラの烙印を押されていたのか。
で、そーなったらそーなったで、「まあいいか」と、ご本人は特に異を唱えなかったのだそうな。なんともデキた人である。天然ではないけど楽天的という所はゲームの中の彼そのままだった。。
「でも本当にいいの? お金全部貰っちゃって」
「んーそんなに売れないと思うし、こっちが悪いと思うぐらいで」
「売れないって、クロちゃんプロなんでしょ?」
「いやー、まだデビューしたばっかだし、知名度全然ないから」
「厳しいんだねえ……」
「厳しいといいますか、なんといいますか……頑張ります」
「僕も頑張るよ」
「是非ともおね……あっ」