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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第9章 コンテスト受賞作の作り方
で、そのアナ似の同僚先生は真面目キャラらしく、眼鏡でね。当時細いフレームが流行っていたんですけど、その人はなんかけっこう太めの縁ので。
でもダサいヤツじゃなくて赤い色した女性らしいデザインのやつ。割とキュートな顔立ちなんだけど、怒ると怖いの。生徒からの人気は……フツーくらいだったかな。ウマが合うのは真面目な子とって感じ。
怖いって言う子もいたけど、まー教育熱心で親切な人だったと思います。
私にも色々とお世話をして下さったし。
まだ着任したばかりの頃は聞き取りもよくなかったですし、随分通訳をしてもらいました。
勉強も熱心で、私がネイティブだから色々と日本語について質問されましたねーその方から。採用されたのが手違いみたいなもんだったんで、凄く恐縮だったんですけどね。
でも、教えてくれたお礼にって、色々街を案内して下さったりして、礼儀正しいというか律儀というか。ホント、「教えた」って言うのもおこがましいぐらいなのに、こっちは^^;
どっちかっていうとお礼しなきゃなのはこっちのほーで、生活スタート時の日用品の買い物とか、部屋の使い方(電気とかガス周りはけっこーかってが違ったりします)とか、もうそれ教員じゃなくて他の事務員さんの仕事じゃね? みたいなことまで世話焼いてくれて。って、彼女しか日本語できる人がいなかったからなんだけど。