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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第9章 コンテスト受賞作の作り方
いや、アヴリルも悪い子じゃないの。
まあ勉強はできない。でも、私見たことあるもん、スーパーでさ、おばあちゃんの手引いてあげてたの見たの。
そしたらそれ、おばあさんじゃなくて、お母さんだったっていうね。
挨拶したら「娘はちゃんとやってますか?」って。
もうね、その瞬間のアヴリルの「お願い!」的なアイコンタクトは凄かったですけどね(笑)もちろん私も心得てて。いい大人ですから。恥かかせたりしない。
「頑張ってますよー」って。
まあ翌日、珍しく学校に出て来たと思ったら「サンキューセン公」って。
「お前、頭悪くないんだからちゃんと授業うけろよ」って私。
「……日本語だったらいいかな」
それいいじゃん! いや、日本語って人気ありますからね。外国でもみんなアニメや漫画大好き。若者は。
「おう、日本語勉強しろよ!」ってまた私。
そしたら「でも追いつけねーしなー」ってチラ見しやがんの
しょーがないから、「補習してやってもいいから」って。
「じゃーやってやんよ」って何様だよ、お前は。
でもしかたない。