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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第9章 コンテスト受賞作の作り方
あーダメだ。これで自分までケンカしちゃったらアカン。ここが大人の辛いとこでさ。先に妥協してやんないといけない。

と、アヴリルがクルリと表情を変えて来た。
なんか気が変わったというか、機嫌良い顔? さすがにゴマでもする気になったか?

「ねえ、先生……」
「ん?」
「わかんない問題があるの」

と、手前のノートを顎でしゃくる。

「アン先生に教えて貰えよ」
「やだ」
「ガキみたいなことゆーな」
「ガキじゃん」

……^^;

難しい年ごろっつーんすかね。

「こっち来てよ、センセ」
「はあ?」
「駄目~、そんなん読めないでしょ?」

向かい合ったまま彼女のテキストとノートを見ようとした私の視線を遮るように身を乗り出してくる。

「……っ!」
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