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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第3章 才能・経験・文章力
「コピーライティング」は催眠術でも洗脳でもありません。
使っているのは超能力ではなく「文章力」です。
でも、「文章力」だけではなく、もうひとつの力も使っています。
それは何か?
察しの良い方、あるいはコピーライティングをすでにご存じの方はもうわかっていらっしゃると思いますが。
第一章で、しおりを挟んだ方、レビューを書いてしまった方、私はあなた方を操ったわけではありません。あなたも操られたわけではないのです。
私が使ったのは自分自身の「文章力」で、あなたの心の中の「欲望」の球の前に、下り坂を用意しただけです。
そうすると、「欲望」の質量が大きな人ほど自重で勢いよくゴロゴロとまっしぐらに転がっていく。私の意図した着地点へと。
これが「コピーライティング」です。
「スゲー技法じゃん!」初めて知った方はだいたいそう言います。私もそうでした。
でも、弱点もあります。
仕掛ける相手の中に適正な「欲望」がなかったり、あっても小さかったりすると意図した行動はとってもらえません。万能ではないんですね。