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第9章 コンテスト受賞作の作り方

初稿について補足するべきことは「メモを使うといいよ！」ということかな。

私は「二稿メモ」と読んでいるのですが、まあ好きなように呼べばいい。ミケでもタマでもナパ・キャットワンチャイでも。

初稿を進めていて、筆が止まってしまって書けないというのはまだいいんです。

書くことが次から次へと出てしまって止まらなくなることがります。今の私もそう。

「書くことあるなら書いてりゃいいじゃん」と思われるかもしれませんが、時間には限りがあります。コンテストには締め切りが。

規定枚数にはもう十分な量があるならいつまでも原稿を増やしているのはあんまり得策じゃない。「初稿」の目的はあくまでも原稿を埋めきることですから。必要以上は要らない。

そんなときに使うのがこの「二稿メモ」。

次々出て来るアイデアをパパッと「二稿メモ」に放り込んで、シーンを先に進めましょう。
そして「二稿」の段階でそのメモ片手に読み返しながら、追加すればいい。

かくゆう私も実はけっこうメモに残してあるんですよ、まだまだ書きたい内容を。これでもカットしてるんですよ。

初稿が終わって一旦完結させたら、やってみてもいいですよね「この作品のどこを削ったらいいですかアンケート」みたいなことを。

「全部」とか言わないでね＞＜

「むしろお前をデリート」とかもやめたげてーこの人だって人間なのよー＞＜

いったいこの作者は人格形成期に、自分と周囲のどちらに対して、先に不完全と気づいたのだろうか^^;