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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第9章 コンテスト受賞作の作り方
そして、彼ら、彼女らにひとつだけ共通しているのは「誠実」であることでした。

聖人君子になれということではなくて、そんな人たちだって人間ですから間違いもする。お客さん怒らせちゃうことがある。それも自分のだらしなさのせいでとか、ちょっと欲張ったせいでという誠実とはいえない理由でね。

常に誠実な誠実ロボってわけじゃなくて、ムラッと来たらヱッチな小説をたまにはコッソリ隠れて読んで、さも読んでなんかいませんよーみたいな顔して(笑)

オナニーもしない。すっとぼけた嘘もつく。
そんな、あなたと似た人たち。

それでも、できるだけ「誠実」であろうとするあなたと似た人が――世界に一人とか十人というレベルじゃなくて、どこにでもいる。

作家だから特別というわけではないんです。

作家は個人事業主です。

書くだけが仕事じゃなくて、営業マンでもあり、企画屋でもあり、進捗を管理するディレクターでもあり、現場のクリエイターでもある。

それらの営みを全て経て、作品を世に送り出し、出版社というクライアントと読者というエンドユーザーに届ける。

そして言う。




「いいオナニー、してますか!?」




そんな素敵なお仕事だ。


またのオナニーの際には是非とも弊社にお申し付けください。

全力でお客様のオナニーをサポートさせて頂きます。今後ともよろしくご支援ご愛顧賜りますよううんぬんかんぬん。




そんな、素敵な……お仕事だぁ……orz



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