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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第9章 コンテスト受賞作の作り方

……技術の話に戻ろうか。その方がいい気がしてきた。
現実逃避しよう。
あ。少しだけつけ加えときますと。
オンナ同士のお喋りって「ギブ・アンド・テイク」なとこあるじゃないですか。
コーヒーカップいじくり回しながら、まず相手の話を聞いてあげて、それから「じゃあ今度は私の話聞いて」っていうアレ。
アレとはちょっと違いますからね。
アレは、ただの「ギブ・アンド・テイク」ですからね。
その場で相殺されちゃってるから! ゼロなの。刈り入れ早すぎるの。
私が言っているのは「ギブギブギブギブギブギブギブギブギブ・アンド・ビッグテ~イク」なんで。枕営業を子供扱いできちゃうぐらいの凄腕セールスレディさんたちの手口ですから!
会話でも、メッセでも、「相手の話を聞く」「自分の話はしない」これで+1が残る。ゼロにならない。かなり存在感残る。相手の中に。
そういう話です。「ギブ・アンド・テイクならアタシやってるよ~」と勘違いなさないように。
……まあ、お互い自分のことしか話さない「男同士」のお喋りよりはマシな気もしますけど^^;
……さて、イメトレしてきましたー?
え? まだ?
私のしょーもないギャグに笑ってる場合じゃないですよ! ここで一旦しおりを挟んで(久々・笑)今すぐ本屋さんへゴー! 話はそれからだ!
……で、わかったと思いますけど、コンテストに応募しようとしているあなたの本当のライバル、競合者というのは他の参加者じゃなくて「プロ」なんです><
結果発表見て、受賞作見て「私のほーがこんなのより絶対いいのにー」という比較は意味ない。
その受賞作はあなたと比較してレベルが高いというよりは、「プロ」の作品と並べた時に「コンテスト受賞作」という帯の力を借りれば互角に戦えそうだから受賞してます。
参加者間の細かい実力差って多分あんま関係ない^^;

