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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第9章 コンテスト受賞作の作り方

もちろん、頭のいい彼女は表立ってボイコットなどしない。
進学準備のために開かれる夏期講習の合宿にどんぱの部員たちを誘ってエントリーした。

ゴッソリとキャストとスタッフが減る。
地区大会・全国大会のダブル出場には大きな痛手だった。

加えて私は全国大会の主役だ。
セリフは入っていたが、先輩たちが卒業し他の役の者が変わったことで演技も変わる。
そちらの稽古もしながら地区大会の舞台のほうも演出として演技指導やその他の諸々を打ち合わせしなくてはならない。

二年生はいない。三年生も私以外はほぼ引退。一年生の教育や指導が誰がやる? それも私だ。あと、ティコを始めとする須股さんには従わなかった少数の二年生の残留組。

負け戦は見え切っていた。

案の定ボロボロになっていく。
私だけではない、みんなだ。経験不足の一年生キャストが根を上げる。フォローをどうしようだとか考える間もなくセットの制作が大幅に遅れを見せる。

ティコは地区大会――私の脚本の舞台のほうの舞台監督を務めてくれていた。
だが、同時に全国の方の美術も見なくてはいけない。

なにもかもが間に合わなかった。部員たちがギクシャクし出すのにそんなに時間はかからなかった。退部する者が出る。またスタッフの兼任が増える。
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