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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第9章 コンテスト受賞作の作り方

一冊目の本が出版された時、そこでようやく初めてムー先生に連絡を取ろうと思った。何年ぶりだろう――何十年ぶりってレベルか。

インターネッツで住所を調べて、そこに処女作を送った。

『貞操観念が逆転して童貞女子がエッチに飢えた学園』を。

もちろん、二冊。「夜用」と「多い日用」に^^b


――先生の御指導の賜物です。

と、そう書き添えて。


しばらくして、私の家に書籍郵便が届いた。
出版社からの見本誌か参考書籍か何かかと思ったらムー先生からの返信だった。


――貴殿のことは片時も忘れずにおりました。その長所と共に。

毛筆で記された達者な手書きのメッセージと共に同梱されていたのは、真っ赤に添削された私の処女作だった。



……どっちが慇懃無礼(いんぎんぶれい)だよ!><





ティコについては、子育て日記がつづられたFace Bookで近況を知った。
可愛い二人の子供を育てる人の親になっていた。



それ以上のことは知らない。
私はそれだけ確認するとFace Bookを閉じた。それ以上のことを知る必要がないから。





ティコは今もあのニヘッとした笑顔で、その腕に二人の天使を抱きかかえていたから。

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