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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第9章 コンテスト受賞作の作り方

「サーバー」という言葉がある。
ビールが出て来るアレじゃないよ^^;
いや、ビアサーバーも確かに「サーバー」なんですけどね、うん。ここで語ろうという「サーバー」と意味の上では同じ。
「サーバー」とは「サービスをする者」という意味です。
サービス、サーバー、サービスト(?)
主にデータセンターに置いてあります。
インターネッツ上のデータを保管するサービスに従事している機械さんです。
といっても、あなたのご自宅のパソコンと見た目はたいして変わらない。
まったく同じだったりする。
凄いのもあればショボいのもある。
凄いのはデータセンターの完璧にコントロールされた空調による室温管理の下、静かにあなたの書いた「あはーん」や「うふーん」「ギュッてして><」を守り続けてくださっていらっしゃる。
ショボいのは四畳一間のクソ蒸し熱い部屋の中でリボンを風にはためかせる扇風機に当てられて、エジプトのピラミッド建設もかくやという過酷な労働に従事させられている。ヴィーーブブ、ブィーンなんてあなたの愛用バイブみたいな音を立てながら。
それでもやってることはやっぱり同じで、あなたの書いた「おっほぉ~ん」や「くちゅくちゅ」「キスして……」の保守だったりする。
どんな環境かはわからない。

