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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第9章 コンテスト受賞作の作り方

コンテストについて彼自身に色々調べるよう助言した上で、まず昨年の受賞者の「あらすじページ」だけ読んで、そのターゲットとする読者層を推測して送るようにお願いしておいたのだ。

そして、それを推測した上で感じたことも私に伝えて欲しいと。

「改めて見ると、バトルものって多いようで少ないんスね……特に肉体系のバトルって一作しかなかったっす。あと、関係ないけど、ノミネートや受賞はしても絶対に書籍化されないジャンルもあるんスねー。前の年とその前まで調べちゃったスよ」

初対面にも関わらず、そんな所感をとっかかりに、自己紹介など交えつつスムースにミーティングは始まった。(コンテストの傾向に気づいてもらいたいだけではなく、こうして会話をリラックスした状態で始めるための話題を用意するためでもあったので、宿題は大成功だった)

塾講師さんはバンドマンだった。

「ここあんま長居してもナンすから、知り合いのスタジオの部屋あるんでそこ行きましょう」
「えっ? オカネかかるんじゃないの?」
「知り合いっすから大丈夫っすよ! 顔パスっす! バックステージパスっス♪」

……なにを言っているんだこの人は^^;

そんなノリの食い違いはありつつも、まあいいや。近くにあるというのですぐにそちらに移動することにした。そして、

「……っけねぇ! 定休日したっ!」




彼はアホの子でバンドマンだった!






※「エロかった」に初めて票が入りました。入れて下さった方、ありがとうございます。50%以上の得票となった場合、塾講師さんの濡れ場を挿入いたします。ソロ連打上等です!




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