この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第4章 才能、経験、文章力
目標……いや、ここは敢えてロマンチックに『夢』と呼ぼうではないか。
それは達成されるとは限らない。いや、敢えてロマンチックに言えば『叶わぬやもしれぬ運命(さだめ)』。しかし、ならば敢えてここはロマンチックに『運命』とは言わず、確率と捉えてみれば、挑戦とは勝機を極限にまで高めていくという行為なのだ。それを『勝利の女神に舌入れてキスしようとする情熱』と言いたい。敢えて、ロマンチックに!
――上手いか下手かよくわからん文章の例
★繰り返しを削除
目標……いや、『夢』と呼ぼうではないか。
それは達成されるとは限らない。叶わぬやもしれぬ運命(さだめ)。しかし、ならば『運命』とは言わず、確率と捉えてみれば、挑戦とは勝機を極限にまで高めていくという行為なのだ。それを『勝利の女神に舌入れてキスしようとする情熱』と言いたい。敢えて、ロマンチックに!
一目瞭然というか、サンプルなのでわざと仕込んであったわけですが、特徴的だった「敢えてロマンチックに」のフレーズを取り去り一度だけにすると、ずいぶん印象が変わったと思います。なによりスッキリした。読みやすい^^
★言い換え
この文章にはそれでもまだ同じ繰り返しが残っています。
どこかわかりますか?
ひとつ前のセンテンスを敢えてロマンチックに言いなおしているのが、続くセンテンス。
そいう連なりなんですね。
で、こういう繰り返しは、同じ意味だというのに割と読むに耐える。
「言い換え」という技術ですね。同じ事柄を指す言葉を違う表現で書くことによって、繰り返しによる幼稚感を払しょくできます。