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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第5章 あなたをデビューさせてくれるお守りの作り方
「すいません! 明日の午後三時までに2500字でショート一本お願いできませんか!?」
「えええ~こないだ何本か書いて送りましたよね? 足りなかったですか?」
「実はあと1本必要になっちゃって……申し訳ありません!><」
「明後日では駄目ですか? 昨日別件(ゲーム)やってて徹夜明けなんですよ」
「……入稿ズラせないんです。。。。><」
いいですか……例えば、ですからね! これは仮の話ですよ? 実際に私が体験したエピソードではありません。ありがちな現場の情景描写というだけです。あくまでもフィクションとして捉えて下さいね。
そんなとき、プロがするべき回答は「できますよ、任せて下さい!」か「できません、すいません」のどちらかです。どっちが良いってことはありません。どっちもOK。
NGな回答はただ一つ。
「できるかわかんないけどやってみます」
これは無責任で子供じみた返答です。
なにも急な案件のときだけとはかぎらない、通常の依頼でも同じ。引き受ける=できる。できないことは断る。それが責任ある態度。
そしてそのためには、何ができて、何ができないか自分でわかっていなければならない。わかんないときはそう言ってもいい。それも責任ある態度。
金額だとか、執筆内容だとか、他の条件もありますが、必ずあるのが時間という条件。そして、時間の話ができないと責任感のあるスケジュールが立てられない。
「まーいけるっしょ」で運よくクリアできたしても、次のとき運が悪かったらどーするという話。
信用が失われたらとり戻すのには100倍苦労するんですよ。