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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第5章 あなたをデビューさせてくれるお守りの作り方

単純に考えて一作あたり一回のチャンスがあるはず。
じゃあ、二年間の間に何作書くことができるのか?

それを知らないと、今から「自分」が取り組むチャレンジの難易度がわからない。

何度も繰り返しますけど「運」と「他人」という要素は排除して話を進めております。

とりあえず一本書いてそれをどこかに応募して……という行動立案は「自分」主体とはいえますが、微妙に「運」任せでもある。もっと計画に「自分性」を持たせることができるのです。

というわけで、一作目を書くときに私は約20万字で1作書くと決めてから取り掛かりました。何故なら、私が狙いをつけたレーベルの単行本がその文字数だったから。

デビューのために、というのもありましたが、プロになった後は、それを継続しなければならないということも考えて、まずは20万字の作品というのを目標に据えた。

そして、自分の執筆速度も測定。
計測結果は、時速2500字でした。

20万字を書き上げるのに80時間かかる計算です。一日4時間……は、当時まだ仕事をしていたのでキツくて平日は二時間ほど使い、休みの日に一日中書いてる感じでした。時間を計りながら。

だいたい3週間ぐらいで書き上げました。
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