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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第5章 あなたをデビューさせてくれるお守りの作り方
そして、執筆時速がわかったので、一か月に1本のペースで書いていけば合間に一週間ずつ休んでも二年で24回チャンスがある。
勤めながらじゃないなら、1日を自由に使えますから、仮に8時間執筆に使ったとして10日で1本。二年で72本。実際にやってみて8時間書くのってキツかったから、それよりペースは落ちるだろうし、やってみないとわからないけれど、おおまかなチャンスの回数としては悪くない。そんな判断でしたね。それで部長のハゲ頭にゴホンゲホン。
これは「見える化」という技術です。
決意、自信、才能、経験、文章力、チャンス……目に見えないものへの対処法は「無視する」か「見えるようにする」かです。
この場合、自分のチャンスを「見える化」したわけですね。
当時の私は、「その他の見えないもの」について、前章でお答えしたような考えは持っていませんでした。それが必要かどうかはわかっていなかった。(なんせデビューしてないからわかるわけがない。それは皆さんと同じ)だから、必要ないと割り切ったわけじゃなくて、「見える化」できないから無視したのです。
その中で唯一、「チャンスだけは見える化できるなー」と。そこは、別にこのとき思いついたわけでなく、それまでのフツーの会社員としてのお仕事の経験上、身につけていた習慣ですね。珍しいことでもなんでもない考え方です。