この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
霞草
第7章 すれ違い

たった一日のデートだが、気分は小旅行だった。

勉強のあと、霞とデートのことを話す、回る順番など決めたり、些細なことだけど、霞も楽しみにしているのがわかり嬉しかった。



ゴールデンウィークに入り宿泊客は増えてきた。
馴染みの客が多いようで、街のようなカップルはいない。
山の景色を楽しむ人達だ。


食堂の手伝いをしながら街の様子を話すのが聞こえる、街は若いカップルばかりで、霞が話していたようにあちこちが混んで行列が出来ているらしい。

街に出かけるのは難しいのではないかと思ったが、
霞は混んでいる街でもいいというので、予定通り最終日に行くことにした。


当日、朝早いバスにのり、街に出かける。

自分の想いを伝えられない僕達は兄妹のようかもしれない。

差し障りのない会話を楽しむ。

街につくと、以前来た時と全然違って、若いカップルでごった返していた。

駅前でまた、二人乗りの自転車を借りる。

「行きは私が後ろね。」

霞が言う。

まずは街中のソフトクリームを目指す。
どこも、行列が出来ている。

順番がきて二つ買い、店先の椅子に腰掛けて食べる。


/122ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ