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傘の雨
第3章 涙に花
配信の後も、取材やらなんやらでスマホをみたのは午前1時を過ぎていた。
“今日はメンバーとお祝いしてね”
入っていたメッセージは2時間前。
流石に寝ちゃったよな…明日の朝もう1回メールしよう。
興奮してたから眠れるか心配だったけれど、あっという間に睡魔に襲われた。
「ジニシ、起きて〜行くよ〜」
2段ベッドの上、揺り起こされてスマホを見るといつの間にかスヌーズすらも停めていた。
「…え…え?!え…っ…」
結鶴からのメッセージは7時代の飛行機で帰るとのことだった。
時計を見るとその7時は過ぎていて…
慌ててコールするも電源が切られていた。
仕事をして…次にスマホを見れた時にはもちろん結鶴は日本に着いていた。
やっとデビューしたのに、いつまですれ違うんだろう。
月日は流れる、それも瞬く間に。
初めての1位、初めてのファンミ、初めてのライブ。
年末の新人賞も貰えて、少しずつ色んなものが上手く回り始めている気がしていた時だった。
「ジナ、ヌナからだよ」
マネヒョンから手渡されたスマホ。
「もしもし」
『今いい?』
藍の声がなんか暗い。
『最近、結鶴と連絡とった?』
“今日はメンバーとお祝いしてね”
入っていたメッセージは2時間前。
流石に寝ちゃったよな…明日の朝もう1回メールしよう。
興奮してたから眠れるか心配だったけれど、あっという間に睡魔に襲われた。
「ジニシ、起きて〜行くよ〜」
2段ベッドの上、揺り起こされてスマホを見るといつの間にかスヌーズすらも停めていた。
「…え…え?!え…っ…」
結鶴からのメッセージは7時代の飛行機で帰るとのことだった。
時計を見るとその7時は過ぎていて…
慌ててコールするも電源が切られていた。
仕事をして…次にスマホを見れた時にはもちろん結鶴は日本に着いていた。
やっとデビューしたのに、いつまですれ違うんだろう。
月日は流れる、それも瞬く間に。
初めての1位、初めてのファンミ、初めてのライブ。
年末の新人賞も貰えて、少しずつ色んなものが上手く回り始めている気がしていた時だった。
「ジナ、ヌナからだよ」
マネヒョンから手渡されたスマホ。
「もしもし」
『今いい?』
藍の声がなんか暗い。
『最近、結鶴と連絡とった?』