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傘の雨
第4章 熱に氷
「え?就職したの?」
ワールドツアーがあと2公演となった頃、結鶴からの電話は前の会社の人のツテで就職したとの報告だった。
「仕事が落ちついたら、一人暮らしもしようかな」
電話の声は明るい。
電話を切ると、兄の然に電話をする。
「不動産に詳しい知り合いいない?」
然の知り合いの知り合いに頼んで捜してもらったセキュリティのしっかりした、結鶴の会社の沿線上のマンション。
藍に頼んで結鶴をつれて内覧もしてもらい、あれよあれよと2ヶ月後には売買契約をした。
『ハニ、どういうこと?』
「日本で探してたんだけど、住まないと悪くなるらしいから、るーが住んでよ、あと家政婦さんも週2でくるからよろしく」
然も藍も呆れていた。
デビューしてもうすぐで4年…はっきり言って多忙過ぎる。
朝から晩まで仕事、どころじゃない。
日にち感覚も曜日感覚も、時間感覚すらおかしくなるくらい目まぐるしい。
グループの仕事に個人の仕事、CMに雑誌、モデルにアンバサダー。
オリジナルコンテンツに、SCEPTV。
世界中にファンがいて、ライブのチケットもソールドアウト。
去年の年末の賞もたくさん頂いた。
時間が空くと眠ってしまう。
点滴を打って仕事も1度や2度じゃなかった。
でも、充実してるのも事実で。
ワールドツアーがあと2公演となった頃、結鶴からの電話は前の会社の人のツテで就職したとの報告だった。
「仕事が落ちついたら、一人暮らしもしようかな」
電話の声は明るい。
電話を切ると、兄の然に電話をする。
「不動産に詳しい知り合いいない?」
然の知り合いの知り合いに頼んで捜してもらったセキュリティのしっかりした、結鶴の会社の沿線上のマンション。
藍に頼んで結鶴をつれて内覧もしてもらい、あれよあれよと2ヶ月後には売買契約をした。
『ハニ、どういうこと?』
「日本で探してたんだけど、住まないと悪くなるらしいから、るーが住んでよ、あと家政婦さんも週2でくるからよろしく」
然も藍も呆れていた。
デビューしてもうすぐで4年…はっきり言って多忙過ぎる。
朝から晩まで仕事、どころじゃない。
日にち感覚も曜日感覚も、時間感覚すらおかしくなるくらい目まぐるしい。
グループの仕事に個人の仕事、CMに雑誌、モデルにアンバサダー。
オリジナルコンテンツに、SCEPTV。
世界中にファンがいて、ライブのチケットもソールドアウト。
去年の年末の賞もたくさん頂いた。
時間が空くと眠ってしまう。
点滴を打って仕事も1度や2度じゃなかった。
でも、充実してるのも事実で。