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淫の館
第1章 入館までの流れ 初日

「では、バストのマッサージに入ります。タオルを外してマッサージしますね。」
いよいよ…
私は何の抵抗もなくタオルを外され、男に胸を晒す。
恥ずかしさはなく、早く、もっと触れて欲しいと思っていた。
オイルを垂らされ、リンパのマッサージをしてから、外側から触れられていく。
そのタッチはマッサージの域を越えていないのに、胸の先端は既に尖っていた。
男の視線はマッサージする場所に向けられていて、
もう反応していることも、さほど恥ずかしくなかった。
そう思っていたところでバストの一通りのマッサージが終わったようだ。
しかし、ベッドサイドに立っていた男が、ギシリと音を立ててベッドに登り、私のお腹の辺りで跨がってくる。
そして二の腕の横に両手をついて上体を近づけてきた。
更に顔を近づけてくる。
しかも、胸の先端で尖っている部分に…
暗闇で口角を上げて笑みを浮かべる男の口元と、光っているように見える瞳が見えた。
「もう性的に気持ちいいというスイッチが入っているようですね。」
胸の尖りを通過して、男が視線を合わせてきた。
男の思い通りになってしまっているのに気付いた。

