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淫の館
第5章 磔の躾

せっかく外にいるのだから…
私は館や庭を見回す。
四階建ての四角い建物。
ただし、拷問部屋は競りでていて、その幅がほぼ建物の幅。
私がいる部屋がちょこんと飛び出ていて、障子窓が見えた。
竹林が覆うように建物の際まで生えているが、その前に金網フェンスが建物の横を覆っていた。
庭が一番奥だとして、正面側には外から回れないようになっていた。
深い竹林の向こうはわからないが、やはりフェンスで囲まれているのだろう。
そしてフェンスには、『高圧電流』の板が所々に貼られていた。

