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淫の館
第5章 磔の躾
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約1週間、括られたままの腕が解放される。
鬱血を恐れてかきつく縛られてはいないものの、吊りに耐えられるだけの固定がされていた。
竹の両端は弟子たちが支え、縄を端から解かれると強張っていた腕が切り落とされたようにだらんと落ちた。
更に胸に通されたバッテンの縄も解かれ、ジワッと血流が良くなるのを感じた。
そして亀の甲のように一生剥がれないのではないかと思っていた竹が、背中から離れた。
「腕を前にあげてみろ。」
嬉しくて、思わず男の言葉にすぐに反応して腕をあげてしまった。
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