この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
淫の館
第5章 磔の躾

「よし、神経は痛めていないようだな。」
上げた腕には縄が食い込んだ痕があり、所々、痣になっていた。
肉まで崩れて、このまま縄が這った痕が消えないのではないかとも思った。
はらりと着物が落とされ、腕に見とれているうちに、帯が外され、肩から抜かれていた。
「ほう。」
周りから歓声が上がる。
私の裸体が弟子たちに晒されたのだ。
着物は裾を掴まれ、頭を抜いて腕を通され、手錠に繋がる鎖を滑っていく。
鎖の端を持つ男たちが一瞬手を離し、完全に着物は取り払われた。
乳房も括られた形に歪に飛び出していたが、縄が外れて直に元の形に戻る。
縄が通った鎖骨にはしっかりと青痣が出来ていた。

