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淫の館
第5章 磔の躾
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「もう、いいか?」
コクリと頷けば、囚人用とも思える15センチ幅の手錠と手首の間に、サラシを詰め込まれた。
「では、始めるぞ。」
床板が外されていて、今日はたっぷりの水が張られていた。
男は曜日を確認していたが、知っていて準備をしてあったのだ。
あっ…
ドボン…
ングッ…溺れる…
縁に立たされて水を覗いていたら、突然男に突き落とされた。
水の深さは背丈以上あって、いきなり水が口に入りパニックになる。
上下もわからず、立てばいいのか、泳げばいいのか、苦しくてもがいていた。
ようやく水面がわかり見上げると、弟子たちが縁を取り囲むように立ち、私を覗き込んでいた。
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