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淫の館
第6章 脱走
「刷毛と石鹸」
泡立てられた石鹸が、頭に乗せられ、T字剃刀で更に剃られていく。
数ミリの髪も残して貰えず、仕上げに香油を塗られてスキンヘッドにされた。
「生まれ変わった姿を納めてやろう。」
男が懐から私の携帯を取り出しシャッターを切る。
「返してください。」
「駄目だ。これに新しいお前の記録を貯めていくのだ。
さて、洗濯の干しが残っていたな。
まだ日があるから外に干せ、昼げも外だ。」
弟子たちに抱えられて庭に出され、物干し台に大の字で括られた。