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淫の館
第8章 火の躾

「この躾は、正座して無を感じることにある。座禅のようなものだ。」

「ここの生活はお寺の修行僧のようだと思っておりました。」

「そうか、経でも読むか?」

「経本があるんですか?」

「いや、ない。冗談だ。」

館主様が冗談を言うとは思わなかった。

館主様はくるりと向きを変えて庭を見ていた。
しばらくして懐から本を出して読み始めた。

「何の本ですか。」

「推理小説だよ。」

そのあと本に夢中になっていったようで、暇になった私は、館主様の背中を見ていた。


パン…

突然肩を叩かれた。

ハッ…

「いくら楽とはいえ、寝てしまうとは…」

「すみません。」

こうしてうたた寝しては館主様に起こされるを何度も繰り返した。

「昼げだ。」

また、うとうとしていた。

館主様は足早に玉座に着いていたので急いで座った。

「いただきます。今日はお肉料理なんですね。」

「そんなにひもじいか?」

「いいえ、でも匂いにつられてしまいます。」

「待ての効かない犬みたいだな。」

「すみません。」

そして私のお椀はじゃがいもの味噌汁。
汁物の具が段々ボリュームのあるものに変わっていった。

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