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淫の館
第8章 火の躾
ッハッ…
気付いたがまだ台の上にいた。
「お、やっと気付いたか…」
館主様はずっと立って待っていたようだ。
「そんなに長く気を失ってましたか。」
「いや30分程だ。さて、蝋を落とすぞ。その前に綺麗な華が咲いた肌を見てごらん。」
縄が解かれ、手を差し伸べられ、手を重ねて立ち上がる。
「ほら、白い肌に紅い華が綺麗に咲いているだろう。」
ぼぉっとしたまま見ると、刺青のように紅い華があちこちに咲いていた。
ただ過程を思うと素直に綺麗とは言えなかった。