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淫の館
第14章 月の躾

帯を外しはらりと着物を落とす。

美しい…
同性から見ても美しい裸体だった。

くるりと向きを変えると背面が露になる。

あっ…
腰骨のお尻の上の窪みに青い蝶の刺青が彫られていて触角の上に文字が彫られていた。

「下によく見せてあげなさい。」

館主様に言われてリカは私のすぐ前に正座した。

文字は『淫』そして『リカ』と書かれている。

2センチ角の大きさで刺青ではないようだった。

「焼きゴテの所有印だよ。私のモノだという証だ。
皆が持っているがリカのが一番目立つかもしれないな。

ご覧のようにリカは美しい体が自慢だ。
そこに刺青と所有印を纏うことで、全てを私に捧げるという誓いを立てたのだよ。」

館主様が近づき刺青に舌を這わせる。

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