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淫の館
第22章 誇りと咎め

最初はこの男と憎んだ。館から逃げ出すことばかり考えていた。
しかし、躾を受けるうちに…
否、奥底にある私の本質を見いだされ、館主様と慕い、愛するようになっていた。
ようやく館主様に人として、女として迎えられた悦びに、私は涙と蜜を溢れさせた。
「印が綺麗に馴染んだら、髪を伸ばそうな。お前の黒髪は美しい。」
館主様は名残惜しそうに離れて、そうおっしゃった。
「おや、口づけだけで蜜を垂らして、可愛い奴じゃ。」
館主様が開かれた脚の間を覗く。
それだけで全身が熱くなっていったのだ。

