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アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第32章 MMAサークル設立、カズのプロデビュー
多忙でいつもなら中々連絡がつかないが、運よくすぐに出てくれて、こういう理由でレスリング用のマットが手に入らないか?と聞いてみた。
するとおじさんは総合格闘技イベント【KINGDOM (キングダム)】のいくつかのスポンサーの中の一人だという事で、トントン拍子で話が進み、数日後には念願のレスリング用のマットがレクリエーションルームの真ん中に敷かれていた。
10㍍四方の吸収性に優れたブルーのマットで、公式用にも使われているらしい。
これで気兼ね無く寝技の練習が出来る!
オレはおじさんにお礼の連絡を入れ、総合格闘技のジムみたいになったレクリエーションルームで寝技の練習を始めた。
小久保さんの指導も熱がこもり、時には怒鳴り声が響く程、より一層本格的なトレーニングとスパーリングが出来、オレたち3人は夢中で練習した。
当初はレクリエーションルームで何やってんだ、アイツらは?ってな感じで白い目で見られたが、それでも懸命にトレーニングして、実戦のスパーリングを行うようになってからは、外から何人もの生徒が見学するようになり、オレたちが三年生になった頃には
【MMA(Mixed Martial Arts)サークル】
というサークルを立ち上げた。
護身術や、単純に強くなりたいという連中が、気がつけば20人ほど集まり、
3人で始めた時にはガランとしていたレクリエーションルームが、沢山の男子生徒の熱気でムンムンするようになった。
男子校でただでさえヤローばかりの男臭いこの学校の寮の一室で汗だくになりながら一心不乱にミットめがけてパンチやキックを繰り出す者もいれば、マット上では膠着した状態からどのような体勢で関節を極めようかと延々と寝技で男同士が抱き合うような形からポジショニングの取り方、パスガード等を行い、気がつけばマット上は汗で滑りやすくなる程の熱の入れようだ。
するとおじさんは総合格闘技イベント【KINGDOM (キングダム)】のいくつかのスポンサーの中の一人だという事で、トントン拍子で話が進み、数日後には念願のレスリング用のマットがレクリエーションルームの真ん中に敷かれていた。
10㍍四方の吸収性に優れたブルーのマットで、公式用にも使われているらしい。
これで気兼ね無く寝技の練習が出来る!
オレはおじさんにお礼の連絡を入れ、総合格闘技のジムみたいになったレクリエーションルームで寝技の練習を始めた。
小久保さんの指導も熱がこもり、時には怒鳴り声が響く程、より一層本格的なトレーニングとスパーリングが出来、オレたち3人は夢中で練習した。
当初はレクリエーションルームで何やってんだ、アイツらは?ってな感じで白い目で見られたが、それでも懸命にトレーニングして、実戦のスパーリングを行うようになってからは、外から何人もの生徒が見学するようになり、オレたちが三年生になった頃には
【MMA(Mixed Martial Arts)サークル】
というサークルを立ち上げた。
護身術や、単純に強くなりたいという連中が、気がつけば20人ほど集まり、
3人で始めた時にはガランとしていたレクリエーションルームが、沢山の男子生徒の熱気でムンムンするようになった。
男子校でただでさえヤローばかりの男臭いこの学校の寮の一室で汗だくになりながら一心不乱にミットめがけてパンチやキックを繰り出す者もいれば、マット上では膠着した状態からどのような体勢で関節を極めようかと延々と寝技で男同士が抱き合うような形からポジショニングの取り方、パスガード等を行い、気がつけばマット上は汗で滑りやすくなる程の熱の入れようだ。