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アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第34章 謎のセコンドの男
これだと相手のパンチは手打ちになり、多少ヒットさせても有効打にはならない。

「カズ、あの体勢から三角狙ってるのかもな」

オレはカズとスパーリングをして、ガードポジションからの三角締めを何度も極められ、落ちそうになった事がある。

「やっぱりそうだ!」

オレは思わず声を上げた!

カズは相手の右腕を引き込み、胴を締めていた両足を首に絡め、頸動脈を締め上げた。

「よし、極った!」

ヒロトが思わず立ち上がった、それだけカズの三角締めは完全に極っていた。

しばらく相手は脱出しようともがいていたが、右手を引っ張られ、両足で首を締められたら脱出不可能だ。

下になったカズが繰り出す技はブラジリアン柔術の得意のパターンだ。

相手はカズを持ち上げようとして踏ん張るが、カズは三角締めの体勢から相手の頭を下に押さえつけた。

これで相手は何も出来ず、タップし、レフェリーがゴングを要請した。


【カンカンカンカン】


「やったぁ!勝ったぞ、カズが勝った!」

「スゲーっ!アイツデビュー戦で相手から一本取るなんて中々出来ないぞ!」

オレとヒロトは立ち上がり、バンザーイと手を上げ、興奮した。

「喜ぶのは分かるが、後ろのお客さんに迷惑がかかるから座りなさい!」

おじさんに言われ、オレたちはハッと我に返り、すぐに座った。

【ただいまの試合、1ラウンド5分37秒、三角締めで片岡選手の勝利です!】


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