この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第34章 謎のセコンドの男
確かにヒロトの言う事にも一理ある。

ギブアップやKOで決着がついたのはカズの試合ともう1試合だけで、後は全て判定だった。

それと、オレたちはおじさんのお陰でVIP席で観戦出来たが、2階席で観戦してる人達は、ほとんど寝技で膠着した状態の試合をハッキリと見えるのだろうか?

寝技オンリーになったら、後ろで観戦してる人達はリング上で何がどうなってるのか全く分からないんじゃないだろうか?

これがプロレスだったら、もっとダイナミックな動きで後ろの人達もハッキリと見えるが、ガチの試合だと、膠着状態が多い為、せっかく高い金を払ってまで観に来てるのに、ハッキリと見えないなんて、何かイヤだなぁと思えてきた。


「おじさん、もしおじさんが2階席で今日の試合ずっと観戦してたらハッキリと見えますか?」

オレはそんな疑問をおじさんにぶつけてみた。

「そうだな、さすがに2階席じゃ今日のような試合ばっかりだと何をやってるのか全く見えないだろうなぁ」

おじさんも些か今日の大会の試合内容には不満のようだ。

「今日1番の試合はカズくんのデビュー戦じゃないかな」

おじさんは今日のベストバウトにカズのデビュー戦を上げた。

それぐらい他の試合は膠着状態が多く、判定による決着が多かった。

でもまぁ、プロレスとは違うんだし、仕方ないっちゃ仕方ないんだけど…

それよりもうすぐメインイベントが始まる。
優勝賞金100万ドルを争い、初代ヘビー級王者に輝くのは誰か?

【これより本日のメインイベント、KINGDOMヘビー級トーナメント1回戦を行います!】

ワァーッと沸き起こった大歓声、それも1回戦から優勝候補同士の闘いだ。

【青コーナーより、フィリオ・サントス選手の入場です!】

/266ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ