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アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第39章 恋してるんだと思う…
結局、楓とは朝方まで長話をして、お互いの連絡先を交換してオレは家に帰った。
既におじさんが乗っていたベンツは無かった。
「こんな時間まで何処に行ってたの?」
オレはソーッと足音を立てずに部屋に入ろうとしたが、母親はずっと起きていたみたいだ。
「あぁ、ちょっとあの後、ヒロトと少し飲んで始発になるまで居酒屋にいたんだよ。
ここに泊めても良かったんだけど、おじさん来てたでしょ?」
どうせおじさんとさっきまでヤリまくってたんだろうが。
だが今オレの頭の中は楓の事でいっぱいだった。
「何だ家の前まで来てたの?」
ネグリジェ姿の母親は冷蔵庫を開け、ミネラルウォーターをコップに注いで飲んでいた。
「そうだよ、ヒロトが終電に間に合わなくなって家に泊めようとしたんだけど、おじさんの車が停まってたから駅前の居酒屋で飲んでたんだよ」
何故かインターネットカフェで一晩過ごしたと言えなくて咄嗟にヒロトと朝まで飲んでたと嘘をついた。
「そう…沢渡さんなら真夜中に帰ったわ」
リビングに置いてあったメンソールのタバコに火を点け、フゥーっと煙を出していた。
最近母親はタバコの吸う本数が増えてきたような気がする。
既におじさんが乗っていたベンツは無かった。
「こんな時間まで何処に行ってたの?」
オレはソーッと足音を立てずに部屋に入ろうとしたが、母親はずっと起きていたみたいだ。
「あぁ、ちょっとあの後、ヒロトと少し飲んで始発になるまで居酒屋にいたんだよ。
ここに泊めても良かったんだけど、おじさん来てたでしょ?」
どうせおじさんとさっきまでヤリまくってたんだろうが。
だが今オレの頭の中は楓の事でいっぱいだった。
「何だ家の前まで来てたの?」
ネグリジェ姿の母親は冷蔵庫を開け、ミネラルウォーターをコップに注いで飲んでいた。
「そうだよ、ヒロトが終電に間に合わなくなって家に泊めようとしたんだけど、おじさんの車が停まってたから駅前の居酒屋で飲んでたんだよ」
何故かインターネットカフェで一晩過ごしたと言えなくて咄嗟にヒロトと朝まで飲んでたと嘘をついた。
「そう…沢渡さんなら真夜中に帰ったわ」
リビングに置いてあったメンソールのタバコに火を点け、フゥーっと煙を出していた。
最近母親はタバコの吸う本数が増えてきたような気がする。