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アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第40章 汚れたオレを浄化させてくれる女性
それからというもの、オレは楓とひっきりなしにLINEでやり取りしていた。

【今日の講義、マジ退屈(T-T)あぁ~眠いよぅ(スタンプ)】

【オレも眠くてこうやってLINEしてないと寝ちゃいそうだよwww】

講義中でも構わずにLINEをしていた。

それは行き帰りの電車の中や、家でもスマホをじっと眺めている日が多くなった。

今までは滅多にスマホなんてやらず、母親かおじさんに連絡するか、ヒロトやカズにメールやLINEをするぐらいで、スマホを携帯しても一度も取り出した事が無い日なんてザラだった。

しかし楓という存在が現れ、毎日こうやってLINEでチャットをしているのが楽しくなり、スマホが手放せない日々が多くなった。

キャンパス内でも講義の時に隣に座ったりしてヒソヒソと話をして、周りから見ればカップルのような関係に見えなくもない。

楓は英文科だが、選択科目が経済学部とかぶってるのもあるので、授業で一緒になる機会もあった。

大学二年生になり、それまで特に何の目的も無く、ただ大学に通っていた毎日が、 楓に会えるという目的のみで毎日通うのが楽しくなってきた。

楓は弁当を持参しているので、天気のいい日は外で食べている事が多く、オレは食堂でヒロトや他の連中と食べている機会が多い。

飯を食いながらも、スマホ片手にLINEをしている。

【及川って毎日弁当だけど、自分で作ってるの?】

【うん、(その通りというアニメのスタンプ)】

【スゲーなぁ、毎日朝起きて弁当作ってるんだ?じゃ料理には自信あるの?】

【まだ他の人に作った事無いけど、料理するのが好きだから(エッヘンという胸を張るスタンプ)】

まだ他の人に作った事無いのか…

オレも一度でいいから楓の作った弁当食べてみたいなぁ…

「おい、リョースケ」

…ん?何だヒロトか。

「お前最近やたらとLINEしてるけど、誰とやってんだ」

ヒロトは総合を止めてすっかり元通り、いや更に太って今じゃデブの部類だ。

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