この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第42章 楓と初デート
いつもなら駅までの足取りが軽いのに、今日は重く感じる。

何で弁当なんて作ったんだ?
しかもオレのいない隙を見て楓とのLINEのやり取りを覗くなんて姑息な事しやがって!

この弁当、どっかのゴミ箱に棄てようか、腹立たしい気分で駅に着き、電車に乗った。

スマホには楓からのLINEがきていた。

【おはよう(^-^)v今日はいつもより早く起きてお弁当作ったよ(スタンプ)】

いつもならこのLINEのやり取りが退屈な電車の中での一番の楽しみなのに、今日は何だかブルーな気分だ。

【おはよう、ありがとう】

このぐらいしか返事を返す事が思い浮かばない。

【昼になったら自販機の側にあるベンチに来てね(ヨロシクのスタンプ)】

…この弁当どうしようか?

【うん、分かった】

とりあえず返事を送り、バッグに入っている弁当の処分をどうするか考えていた。

今まで一度も弁当なんか作った事無いクセに、よりによってこんな時に…

いっそ、この車内に弁当をぶちまけてやりたいぐらい、オレは腸が煮えくり返っていた。

そんなにオレが他の女に弁当を作ってもらうのがイヤなのか?
オレは他の女と普通に会話して、話の流れでオレに弁当を作ってくれるって言ってきたんだ。

なのに、朝になってみればテーブルに弁当が置いてあった。

/266ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ