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アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第42章 楓と初デート
いつもなら駅までの足取りが軽いのに、今日は重く感じる。
何で弁当なんて作ったんだ?
しかもオレのいない隙を見て楓とのLINEのやり取りを覗くなんて姑息な事しやがって!
この弁当、どっかのゴミ箱に棄てようか、腹立たしい気分で駅に着き、電車に乗った。
スマホには楓からのLINEがきていた。
【おはよう(^-^)v今日はいつもより早く起きてお弁当作ったよ(スタンプ)】
いつもならこのLINEのやり取りが退屈な電車の中での一番の楽しみなのに、今日は何だかブルーな気分だ。
【おはよう、ありがとう】
このぐらいしか返事を返す事が思い浮かばない。
【昼になったら自販機の側にあるベンチに来てね(ヨロシクのスタンプ)】
…この弁当どうしようか?
【うん、分かった】
とりあえず返事を送り、バッグに入っている弁当の処分をどうするか考えていた。
今まで一度も弁当なんか作った事無いクセに、よりによってこんな時に…
いっそ、この車内に弁当をぶちまけてやりたいぐらい、オレは腸が煮えくり返っていた。
そんなにオレが他の女に弁当を作ってもらうのがイヤなのか?
オレは他の女と普通に会話して、話の流れでオレに弁当を作ってくれるって言ってきたんだ。
なのに、朝になってみればテーブルに弁当が置いてあった。
何で弁当なんて作ったんだ?
しかもオレのいない隙を見て楓とのLINEのやり取りを覗くなんて姑息な事しやがって!
この弁当、どっかのゴミ箱に棄てようか、腹立たしい気分で駅に着き、電車に乗った。
スマホには楓からのLINEがきていた。
【おはよう(^-^)v今日はいつもより早く起きてお弁当作ったよ(スタンプ)】
いつもならこのLINEのやり取りが退屈な電車の中での一番の楽しみなのに、今日は何だかブルーな気分だ。
【おはよう、ありがとう】
このぐらいしか返事を返す事が思い浮かばない。
【昼になったら自販機の側にあるベンチに来てね(ヨロシクのスタンプ)】
…この弁当どうしようか?
【うん、分かった】
とりあえず返事を送り、バッグに入っている弁当の処分をどうするか考えていた。
今まで一度も弁当なんか作った事無いクセに、よりによってこんな時に…
いっそ、この車内に弁当をぶちまけてやりたいぐらい、オレは腸が煮えくり返っていた。
そんなにオレが他の女に弁当を作ってもらうのがイヤなのか?
オレは他の女と普通に会話して、話の流れでオレに弁当を作ってくれるって言ってきたんだ。
なのに、朝になってみればテーブルに弁当が置いてあった。