この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第42章 楓と初デート
自分でも驚く程、強引な誘い方をした。
今までこんな事、LINEでも送った記憶が無い。
それだけ今朝の件にオレは腹を立てていた。
少しムシャクシャしていたせいもあった。
楓は無言のまま弁当を食べている。
…やっぱダメか。少し調子にのり過ぎたかもな。
楓は自分とオレの弁当箱を袋に入れ、バッグに入れた。
そしてうーん、と少し伸びをして、空を見上げた。
「ホント、いい天気だね。…いいかな、今日ぐらいは」
楓は立ち上がり、オレの手を引っ張った。
「…ん?」
「行こう、どっかに」
楓の笑顔が眩しかった。
「マジで?大丈夫?」
誘っておいて、大丈夫?なんて言うオレも少し変だ。
「いいじゃん、たまには。どこへ行く?」
そう言われてるとどこに行こうか迷う。
「じゃあ、とりあえず学校出て駅前に行ってみようか」
「うん」
オレの誘いに楓が頷いた。
何故だかドキドキしてきた。
(これって、もしかしてデートってヤツかな…あ、そうだ、ヒロトに弁当渡したんだ!ったくめんどくせぇな、わざわざ弁当箱取りに行くなんて…)
「あ、じゃあ、先に門の前で待っててくれる?オレちょっと用済ませてくるから」
「うん、わかった」
ヒロトはもうあの弁当を食い終わった頃だろう。
オレは楓を一人残し、食堂に向かって歩きながらヒロトにLINEした。
【もう食い終わった?】
【うん、弁当スゲー美味かったぜ、ありがとう(頭を下げるスタンプ)】
【オレ、まだ調子悪いから今日はこれで帰るわ。まだ食堂にいるのか?】
【何だよ、そんなに具合悪いのかよ?まだ食堂にいるけど】
【じゃあ今から弁当箱取りに行くから、待っててくれ】
【(OKのスタンプ)】
今までこんな事、LINEでも送った記憶が無い。
それだけ今朝の件にオレは腹を立てていた。
少しムシャクシャしていたせいもあった。
楓は無言のまま弁当を食べている。
…やっぱダメか。少し調子にのり過ぎたかもな。
楓は自分とオレの弁当箱を袋に入れ、バッグに入れた。
そしてうーん、と少し伸びをして、空を見上げた。
「ホント、いい天気だね。…いいかな、今日ぐらいは」
楓は立ち上がり、オレの手を引っ張った。
「…ん?」
「行こう、どっかに」
楓の笑顔が眩しかった。
「マジで?大丈夫?」
誘っておいて、大丈夫?なんて言うオレも少し変だ。
「いいじゃん、たまには。どこへ行く?」
そう言われてるとどこに行こうか迷う。
「じゃあ、とりあえず学校出て駅前に行ってみようか」
「うん」
オレの誘いに楓が頷いた。
何故だかドキドキしてきた。
(これって、もしかしてデートってヤツかな…あ、そうだ、ヒロトに弁当渡したんだ!ったくめんどくせぇな、わざわざ弁当箱取りに行くなんて…)
「あ、じゃあ、先に門の前で待っててくれる?オレちょっと用済ませてくるから」
「うん、わかった」
ヒロトはもうあの弁当を食い終わった頃だろう。
オレは楓を一人残し、食堂に向かって歩きながらヒロトにLINEした。
【もう食い終わった?】
【うん、弁当スゲー美味かったぜ、ありがとう(頭を下げるスタンプ)】
【オレ、まだ調子悪いから今日はこれで帰るわ。まだ食堂にいるのか?】
【何だよ、そんなに具合悪いのかよ?まだ食堂にいるけど】
【じゃあ今から弁当箱取りに行くから、待っててくれ】
【(OKのスタンプ)】