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アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第43章 こうなりゃ、飲もう!
カラオケボックスには2,3時間程いて、二人とも歌いまくった。

楓は少し舌足らずな声だが、歌う時はキーが高い声も出るし、ビブラートを効かせて歌える。

結構歌い慣れてる感じだ。

オレはカラオケボックスってのはあまり行った事が無いせいか、最初のうちは音を外したりして、楓に爆笑されたが、徐々に慣れてくるにつれ、歌いこなせるようになった。

何せ二人しかいないから、交互に歌っているうちに、歌う曲が無くなり、いつしか歌よりも会話がメインになっていった。

「あっついよね~、歌うと結構カロリー消費するみたいだし」

楓はアイボリーのプリーツ袖のトップスの首もとをパタパタさせながら、額にはうっすらと汗が滲んでいた。

「オレもスゲーよ、汗が。何で歌うのにこんなに汗出るんだろ」

オレはロゴの入った黒のTシャツを着ていたが、脇が汗で濡れていた。

もう秋だというのに、この室内はオレたちの歌と熱気で温度が上昇している。

「すごく喉渇くよね」

楓は氷の入ったアイスコーヒーのブラックをストローで飲んで、フゥーっと軽く息を吐いた。

「及川ってブラック飲めるんだ?オレ、どうもコーヒーはミルクとガムシロが無いと飲めないよ」

オレはコーラをストローを使わずそのままグラスで飲んで、小さな氷を食べていた。

「何か…サボるなんてちょっとドキドキしちゃうよね?私、今まで一度も学校なんてサボった事ないから、少し罪悪感感じるっていうか…他の人達は今講義受けてるのに私たちだけここへ来て思いっきり歌ってるって。
でも、たまにはいいよね?」

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