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アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第44章 弁当の中身は
大学に入って羽を伸ばしすぎたのか、元々大食いで身体を動かす事を止めたせいか、みるみるうちに体重が増え、中年オヤジのような腹が出た体型になった。
おまけに遊び人のような連中と仲良くなってからは、夜遊びをして、クラブなんかに行ってるみたいだ。
まぁ、アイツの人生だから好きにやればいいが、どうせならダイエットしてからクラブに行けばいいのに、なんて思う。
楓はキライなタイプの男を挙げていたが、好きなタイプの男の事は言わなかった。
まぁ、キライなタイプとは正反対なタイプの男ならばいいって事なのだろうか、オレは少し満員の車内でドアの窓から薄暗くなった外を眺めながらぼんやりとそんな事を考えていた。
それと同時に、徐々に日が落ちて暗くなる景色を見て何だか今のオレの心境のように暗く、憂鬱な気分を映し出しているかのようにも見える。
家に帰りたくないな…
今朝の事もあったし、部屋でLINEしてるのも控えた方がいいのだろうか?
母親がオレのスマホを勝手に見ているのは間違いない。
じゃなきゃ弁当の中身も楓が作った物とまるっきり一緒だなんて、あり得ない。
帰って真っ先に弁当の事を聞いてくるんだろうな…
オレは母親に溺愛されているが、こんなにも窮屈に感じたのは初めてだ。
おまけに遊び人のような連中と仲良くなってからは、夜遊びをして、クラブなんかに行ってるみたいだ。
まぁ、アイツの人生だから好きにやればいいが、どうせならダイエットしてからクラブに行けばいいのに、なんて思う。
楓はキライなタイプの男を挙げていたが、好きなタイプの男の事は言わなかった。
まぁ、キライなタイプとは正反対なタイプの男ならばいいって事なのだろうか、オレは少し満員の車内でドアの窓から薄暗くなった外を眺めながらぼんやりとそんな事を考えていた。
それと同時に、徐々に日が落ちて暗くなる景色を見て何だか今のオレの心境のように暗く、憂鬱な気分を映し出しているかのようにも見える。
家に帰りたくないな…
今朝の事もあったし、部屋でLINEしてるのも控えた方がいいのだろうか?
母親がオレのスマホを勝手に見ているのは間違いない。
じゃなきゃ弁当の中身も楓が作った物とまるっきり一緒だなんて、あり得ない。
帰って真っ先に弁当の事を聞いてくるんだろうな…
オレは母親に溺愛されているが、こんなにも窮屈に感じたのは初めてだ。