この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第44章 弁当の中身は

重い気分で風呂から上がってバスタオルで身体を拭いた。

するとキッチンの方からニンニクの匂いがする。

さっきカラオケボックスで焼きそばやポテトフライ、おまけにパフェまで注文して散々食ったからな…

まぁ、無理してでも食うしかないか…

オレは部屋着に着替え、ダイニングテーブルの席に座った。

目の前にはペペロンチーノとエビとカニの入ったパルメザンチーズの匂いがするグラタンがテーブルに置いてあった。

…さすがに食えねえよ、こんなに。

「今ちょうど出来たばかりだから。そうだ、白ワインがあるんだけど、亮輔もたまには飲んでみる?」

母親はキンキンに冷やした白ワインを取り出し、フルート型のシャンパングラスに注いだ。

「じゃあ、食べようか?その前に乾杯しよっ」

母親は何故か浮かれているような顔をしている。
何か良いことでもあったのだろうか。

「はい、カンパーイ」

「…乾杯」

グラスをカチッと合わせた。

一口飲んだが、白ワインだか、赤ワインだかどうでもいいが、オレは味なんて全く分からない。

とりあえず食うしかないか、オレはフォークを手にしてペペロンチーノを食べた。

美味い、母親の作る料理はハッキリ言ってプロ並みだ。

だが、ただでさえ満腹な胃にこれ以上入りきれない。

フードファイターじゃねぇんだぞ、オレは。

「どう、美味しい?」

「…うん、ニンニクが効いて美味いよ」

/266ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ