この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第50章 バックレよう!
気がつけば、ヒロトは大盛りの生姜焼き定食を食べ終わっていた。
どんだけ食うの早いんだ、コイツ…ドカ食いするから、こんなに体重が増えるってのに。
「例の?」
何の事だかピンとこない。
第一、オレはそれどころじゃない。
「だからたまにはニュースぐらい観ろよ!昨日また殺人事件があったんだよ、例の関節を外された事件があったろ?で、また新たに犠牲者が出たってニュースでやってたぞ」
…あぁ、確か前にもヒロトにそんな事言われてネットの掲示板を見たっけ。
殺人事件ねぇ…悪いが、今は赤の他人が殺されようと、オレはフラれたショックで、他の事なんかどうでもいいって感じだ。
隣でヒロトが何やら事件の事について色々話してくるが、今はヒロトの存在すらウザく感じる…
「やっぱもういいや、ごちそうさん」
オレはかけそばを半分以上残して、返却口へ返した。
「おい、お前マジでヤバくないか?ちゃんと調べてもらえよ」
「何でもねぇよ、ただ単に食欲が無いだけだって言ってるだろ!」
心配するヒロトをよそに、オレは食堂を出て、例の自販機の側にあるベンチに腰掛けた。
ここで楓の作った弁当を食べたんだよな…
ほんの少し前の事が随分前に感じる…
あぁ、もうオレの中から楓を忘れさせてくれ、いや、消えてくれ!
オレは頭を抱えた。
すると聞き覚えのある声がした。
「古賀くん、何やってるの、そこで?」
ハッ、と頭を上げるとそこには楓が立っていた…
何でこんな時に楓とバッタリ会わなきゃならないんだ!
「…ん、いや別に」
オレは立ち去ろうとしたが、楓は隣に座った。
ったく、何でよりによってこんな時に楓が出て来るんだよ。
気まずい雰囲気がオレの身体を覆うように、どんよりとした気分になった。
「良い天気だね~」
どんだけ食うの早いんだ、コイツ…ドカ食いするから、こんなに体重が増えるってのに。
「例の?」
何の事だかピンとこない。
第一、オレはそれどころじゃない。
「だからたまにはニュースぐらい観ろよ!昨日また殺人事件があったんだよ、例の関節を外された事件があったろ?で、また新たに犠牲者が出たってニュースでやってたぞ」
…あぁ、確か前にもヒロトにそんな事言われてネットの掲示板を見たっけ。
殺人事件ねぇ…悪いが、今は赤の他人が殺されようと、オレはフラれたショックで、他の事なんかどうでもいいって感じだ。
隣でヒロトが何やら事件の事について色々話してくるが、今はヒロトの存在すらウザく感じる…
「やっぱもういいや、ごちそうさん」
オレはかけそばを半分以上残して、返却口へ返した。
「おい、お前マジでヤバくないか?ちゃんと調べてもらえよ」
「何でもねぇよ、ただ単に食欲が無いだけだって言ってるだろ!」
心配するヒロトをよそに、オレは食堂を出て、例の自販機の側にあるベンチに腰掛けた。
ここで楓の作った弁当を食べたんだよな…
ほんの少し前の事が随分前に感じる…
あぁ、もうオレの中から楓を忘れさせてくれ、いや、消えてくれ!
オレは頭を抱えた。
すると聞き覚えのある声がした。
「古賀くん、何やってるの、そこで?」
ハッ、と頭を上げるとそこには楓が立っていた…
何でこんな時に楓とバッタリ会わなきゃならないんだ!
「…ん、いや別に」
オレは立ち去ろうとしたが、楓は隣に座った。
ったく、何でよりによってこんな時に楓が出て来るんだよ。
気まずい雰囲気がオレの身体を覆うように、どんよりとした気分になった。
「良い天気だね~」