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アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第50章 バックレよう!
楓は空を見上げ、まるで太陽に向かって話をしてるように見える。
「その時はその時で考える。必ずしも合コンじゃなきゃ彼氏が出来ないだなんて、そんな事は絶対に無いでしょ?」
「ま、まぁ、そりゃそうだけど」
何か気のせいか、楓は少し変わって見えてきた。
上手く言い表せないけど、フニャ~っとした、舌足らずな声から、やや語尾を強めた感じの喋り方になっていた。
「そうだ、古賀くん。また今からバックレない?あのカラオケボックスで歌って飲んでパーっとしない?」
思いがけない誘いだった…
そして、ズルズルと引きずっていたオレの気持ちも、この天気の様に徐々に晴れてきた気がしてきた。
「まさか及川からバックレようって事を言うとは思ってもなかったよ」
「へへ~、いいじゃんいいじゃん。古賀くんと一緒にバックレてカラオケボックス行ったのを思い出したら、急に行きたくなったの。ダメかな?」
悪戯っぽく微笑む楓を見て、やっぱりオレは楓の事を忘れようだなんて思う事は出来ない!
「よし、行こう!」
オレと楓は二度目のバックレをして、カラオケボックスへ向かった。
「その時はその時で考える。必ずしも合コンじゃなきゃ彼氏が出来ないだなんて、そんな事は絶対に無いでしょ?」
「ま、まぁ、そりゃそうだけど」
何か気のせいか、楓は少し変わって見えてきた。
上手く言い表せないけど、フニャ~っとした、舌足らずな声から、やや語尾を強めた感じの喋り方になっていた。
「そうだ、古賀くん。また今からバックレない?あのカラオケボックスで歌って飲んでパーっとしない?」
思いがけない誘いだった…
そして、ズルズルと引きずっていたオレの気持ちも、この天気の様に徐々に晴れてきた気がしてきた。
「まさか及川からバックレようって事を言うとは思ってもなかったよ」
「へへ~、いいじゃんいいじゃん。古賀くんと一緒にバックレてカラオケボックス行ったのを思い出したら、急に行きたくなったの。ダメかな?」
悪戯っぽく微笑む楓を見て、やっぱりオレは楓の事を忘れようだなんて思う事は出来ない!
「よし、行こう!」
オレと楓は二度目のバックレをして、カラオケボックスへ向かった。