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アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第52章 古賀くんとなら、付き合ってもいいよ…
…って事はまだ帰りたくない、そういう意味だよな?


「そうか、帰る頃には夕飯か…オレもこれだけ飲んだからなぁ」

しばし沈黙する。この間がドキドキする…
何か言わなきゃ、でも何て言えばいいのやら。

楓も黙ったまま、その先は何も言ってこない。

どうする?どうしよう?…どうすりゃいいんだ?

あれこれと頭の中で色々な事を考えた。

早くこの沈黙の時間を何とかしないと。


「あ、あのさ。ここだと延長ばっかで金かかるし、どうせなら居酒屋で飲み直さない?…ほら、もうこの時間なら営業してるしさ」

少し声が上ずってしまった…
どうもこの間がイヤで、ついテンパってしまう。

「あ、そうだよね!ここだと部屋の料金も取られるし、居酒屋なら何時間いても飲んで食べた料金だけ払えばいいしね。
うん、じゃあ居酒屋へ行こう~っ!
ここまで私にお酒で付き合ってくれるの古賀くんだけだしね」

パッと見は清楚な感じで、お酒飲んだらすぐに真っ赤になり、酔ってしまいそうな感じだが、これだけ飲んで、まだ飲めるっていうんだから、合コン相手の男達もタジタジだろうな。

「よし、じゃあとりあえずここ出て、すぐ近くに居酒屋あるからそこに行こう」

「うん、行こう行こう~。今日はとことん飲もうね~」

オレたちは部屋を出て、フロントで会計をした。

「18653円になります」

…えっ?何この金額?オレはバッグの中の財布を取り出した。

やべっ!8000円と小銭しか無い…

カウンターにはクレジットカードを使える表示がしてあった。

「あの、じゃカードで」

オレは財布からクレジットカードを出して精算して店を出た。

「…古賀くん、これ」

「ん?」

楓が財布から数千円出して渡そうとしたが、オレは受け取らなかった。

「いいよ、払わなくて」

「えぇ、でもカード使ったでしょ?古賀くん現金あんまり持ってないんじゃ…」

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