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アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第53章 もう、近親相姦は終わりだ
生まれて初めて彼女が出来た。
今までの中で一番の出来事だ。
オレは楓の言った【古賀くんとなら、付き合ってもいいよ…】その言葉が頭から離れられない。
オレと楓は居酒屋のテーブルで互いに向き合い、先程まで普通に会話してたのに、何故かお互い意識して、ただ目の前のジョッキを傾け、空にしてはおかわりの繰り返し。
どのくらい飲んだかなんて覚えてない。
二人とも黙って飲んでいるという、端から見れば別れ話でもしてるんじゃないか、ってぐらいにただ下を向いて酒を飲んだ。
あぁ~何故こういう時、気の利いた言葉が出て来ないんだろうか…
「あの、オレたち何時から飲んでるっけ?」
散々頭の中であれこれ考えて、出た言葉がこれだ。
「…さぁ、午後イチぐらいから飲んでるから…今何時?」
ハッと楓は時間を気にした。
「…えっと、オレ時計してないけど」
店内に時計がないか見渡した。
今までの中で一番の出来事だ。
オレは楓の言った【古賀くんとなら、付き合ってもいいよ…】その言葉が頭から離れられない。
オレと楓は居酒屋のテーブルで互いに向き合い、先程まで普通に会話してたのに、何故かお互い意識して、ただ目の前のジョッキを傾け、空にしてはおかわりの繰り返し。
どのくらい飲んだかなんて覚えてない。
二人とも黙って飲んでいるという、端から見れば別れ話でもしてるんじゃないか、ってぐらいにただ下を向いて酒を飲んだ。
あぁ~何故こういう時、気の利いた言葉が出て来ないんだろうか…
「あの、オレたち何時から飲んでるっけ?」
散々頭の中であれこれ考えて、出た言葉がこれだ。
「…さぁ、午後イチぐらいから飲んでるから…今何時?」
ハッと楓は時間を気にした。
「…えっと、オレ時計してないけど」
店内に時計がないか見渡した。